ken_waseda’s blog

主に投資とIT関連について書きます。22歳早稲田理系学生。

投資は怖い?積立NISAをいますぐ始めるべし![後篇]~複利効果とドルコスト平均法について~

前回の記事の内容

投資はギャンブルではありません。なぜなら、 長期的に世界経済がのびることにかけているからです。確率的に考えて、世界経済がこのまま成長する可能性のほうが大きいでしょう。

積み立てNISAをするべき理由
  1. 世界経済は、歴史的に発展し続けているから
  2. つみたてNISAをしている人(投資をしている人)と、していない人の格差が広がるから
  3. 積み立てNISAで得た利益には、税金がかからないから
  4. 毎日株価を確認したり、売買をしなくていいから(一度設定してしまえば、ほったらかしでいい!)
  5. 暴落してしまっても、長期的に見ればラッキーだから

積み立てNISAについての説明や、上記の理由の詳しい説明は、ぜひ前回の記事を参考にしてください。

ken-waseda.hatenablog.com

複利効果

前回の記事でも書きましたが、積み立てNISAをするしかない理由で一番大きいのはこの複利効果であると僕は思います。では、複利効果の威力を御覧いただきましょう!

複利効果とは?

まず、世界で最も有名な株価指数である米国S&P500の、平均年利回りは、約9~10%程度です。複利とは、全然難しい話でもなんでもなく、年平均利回りが10%の場合、毎年10%増えていくということです。つまり、元金が100万だった場合、一年目は100×1.1=110万、二年目は110×1.1=121万という話です。なんだそれだけかよ、って思って方は複利効果の力をなめてます。当然複利効果の威力は、単利の場合とは違い、時間を掛けるにつれて指数関数的に伸びていきます。

ではこれから複利効果のシュミレーションを行ってみましょう。以下の表を見てください。

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複利効果のシミュレーション(設定)

先程、S&P500の年平均利回りは9~10%といいましたが、未来もこのような利回りが得られるとは限らないので、年利率は7%にしました。そして、毎月3万円を、つみたてNISAの非課税期間である20年間運用した場合のシミュレーションを行います。もちろん、投資をせずにただ貯金した場合の結果は、計算すればわかりますが、3×12×20=720万円です。では、上記で複利運用した結果をみてみましょう。

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複利効果のシミュレーション(結果)

この2つの表から分かる通り、利息が約850万円、合計が約1600万円になっていることがわかります!やばくないですか!?投資をするのとしないとで、720万が1600万ですよ!二倍以上になっていることがわかります!

今回は、毎月3万円を20年としましたが、これをさらに20年以上運用すると更に利益が拡大することが容易にわかるでしょう。しかも、今回は年利率を7%にしましたが、実際は9~10であったので(これからはわからないが)、利益は更に増えることが予想できます。

つまり、複利効果の恩恵を最大に受けるためには、まだやっていない人は今すぐに、少額でもいいから早めに始めるほかありません!投資期間が資産形成における最大の味方になってくれます!

以下が今回用いた複利計算シミュレーションソフトです。複利効果の威力を、自分で実験して実感してみてください。

keisan.casio.jp

ドルコスト平均法

まぁ、ここまで言っても、暴落したらどうするの?だとかいう人はいるでしょう。まず前提として、積み立ては長期的に世界経済が発展することに投資しているので、一時的な暴落局面にあたふたする必要はありません。むしろ、暴落はチャンスです!前回の記事でもいいましたが、つみたてNISAのいいところは上がっても嬉しい下がっても(暴落しても)嬉しいところです。

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは、価格が変動する金融商品常に一定の金額で、かつ時間を分散して定期的に買い続ける手法です。つまりは、毎月一定の金額を、定期的に買い続けるというだけです。

この手法のいいところは、価格が低いときの購入量は多くなり、価格が高いときの購入量は少なくなります。 わかりますか?ドルコスト平均法では、毎月上がっても下がっても一定の金額を買うので、暴落したとき(価格が低いとき)にはより多くの数量を買うことができ、逆に上がっているときにはより少ない数量の金額を買うことになります。つまり、下がっているときにより多く買われたものは例えば20年後、指数が上昇しているときに、より利益が出ています。

こう聞くと下がったときにしか買わなければ良くない?と思うかもしれませんが、たしかにそうなんですが、短期的に上昇しているときはより上昇するかもしれないこと、長期的に見ても更に上昇が期待できることを考えると安いときも高いときも毎月一定の額を購入し続ければいいんです。

最後に

いかがでしたか? 今回は積み立てNISAを始めるべき最大の理由である複利効果と、ドルコスト平均法の利点についてお話しました。本記事が皆さんの投資を始めるきっかけになれば幸いです。

日本は外国と比べてマネーリテラシーが低いと言われています。アメリカなどでは、投資をする人が日本より多く、その力がアメリカを引っ張っていっていると私は思っています。投資により日本国民の資産を増やすことが、日本を大きくするのに貢献すると思います!まずは積み立てNISAから始めていきましょう!!

※投資は余剰資金で行いましょう ※投資は自己責任です。(人のせいにしない。)